ティモ・サルパネヴァによる、蘭を意味するOrchidシリーズの一輪挿しです。1953年にイッタラ社でつくられ、1954年のミラノトリエンナーレで金賞を受賞しました。
詩的に浮かぶ空洞は、濡れた木の棒を熱いガラスに突き刺すことで生み出されています。ガラスと空気を隔てる輪郭線は、角度によって光に溶け消えて、まるで残像を眺めているかのような不思議な視覚世界をつくります。
どこまでが人の手によるもので、どこからが自然に生まれたものなのか。その曖昧さの中に、フィンランドデザインの根源的な美学がひそんでいるのでしょう。
写真18:工房でのOrchidシリーズの制作風景
書籍「Timo Sarpaneva: Kokoelma Collection」より
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メーカー:Iittala
シリーズ:Orchid
デザイナー:Timo Sarpaneva
年代:1953年
サイズ:φ4.9×H13.2cm
コンディション:
“Timo Sarpaneva 3568”とカットサインがございます。
目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造上のムラ・支柱跡が見られる場合があることをご了承ください。