
























リーヒマキ社で1920-40年代につくられた、カーニバルグラスです。カーニバルガラスとは、表面を金属の酸化物で薄くコーティングしたガラス製品のことで、アメリカを中心に19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行しました。名前の由来は、お祭り(carnival)の景品として配られたことから。
フィンランドでも、プレスガラスが盛んだった1920-40年代にカルフラ=イッタラ社やリーヒマキ社によって限定的に製造されていました。1920年代の広告では、「Hoh'to-Lustra-lasitavarat(輝く虹色のガラス製品)」と呼ばれていたようです。
こちらのクリーマーは、青色のプレスガラスに虹色のコーティングがされています。そのため、膜がある部分はキラリと虹色に、膜がはがれた部分や底面は深い青色に輝きます。大胆なフォルム・色彩の中には憂いを帯びた繊細な表情が隠されており、ミステリアスな装いをしています。
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メーカー:Riihimaki
シリーズ:Carneval glass
デザイナー:
年代:1920-1960年代
サイズ:D7.4×W11.4×H9.6cm
コンディション:
所々に経年劣化による表面のはがれが、底面にかすれキズがございます。その他、目立つキズやカケはなくきれいな状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。
また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。