フィンランドで見つけた、白樺からつくられた木箱。中央には「Muistoksi Vienolle(Vienolleの記念/思い出)」「v.1933」と書かれており、1933年に結婚などのお祝いごとを記念してつくられたものと思われます。フォークアートに分類されるこちらの木箱は、「美術」として意識的につくられたわけではなく、人間の素朴な感性・感情に基づく、極めて純粋な「モノ」です。
特徴は、素材となる木肌の色と線をそのまま装飾の要素として用いたこと。緑系にくすんだ色の白樺の木箱は珍しいです。自然への優しい眼差しが、この木箱をいっそう美しいものとしているのでしょう。
横方向に流れる木肌の線に呼応するかのように、三角形のギザギザのパターンがきれいに重ねられています。底面には、おそらく湿度の変化などによって裂けてしまった部分があるのですが、よく見ると新しい釘で修復されています。錆びたネジと新しいネジの対比は、まるで親子の関係性のよう。世代を超えて、修復を重ねながら共に人生を歩んできたのでしょう。
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生産国:フィンランド
年代:1933年
サイズ:D13.5×W20.5×H7.9cm
コンディション:
経年劣化や細かなキズ、書き込みがございます。底面には亀裂を修復した跡がございます。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。