












1938-1950年頃にかけてアラビア社のARA部門でつくられていた、ファイアンス焼きの器です。
こちらは、鮮やかな色彩でリズミカルなパターンが描かれたボウル/プレートです。点がうたう、色がおどる。線と色が奏でるリズムは心地よく、まるでオーケストラのように美しい調和をつくります。人と土のありのままの関係性から生まれた、土器のように純粋で、うつくしい器です。
ファイアンス焼きとは、釉薬に錫釉を用いた焼きもの(透明ではなく不透明な膜がかかる)のこと。古くから続く製法で、絵柄の発色のよさが特徴として挙げられます。
写真13:ARABIA (Oy Wartsila Ab Arabia, 1987, p.107)
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メーカー:Old Arabia
シリーズ:ARA
デザイナー:Kurt Ekholm
年代:1938-1950年
サイズ:D14.6×W14.6×H4.1cm
コンディション:
目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。