1950-1974年にアラビア社でつくられた、Riisiシリーズの磁器のカップです。Riisiシリーズは、中国に古くから伝わる「蛍手」と呼ばれる技法からインスピレーションを得て制作されました。素地を削り取った部分に透明な釉薬の膜を残すことで光が透過し、蛍の光のようにじんわりと輝いて見えることから、日本では「蛍手」と呼ばれています。フィンランドでは riisi posliini (rice porcelain)と呼ばれており、米粒のような小さな透かし模様が連なる姿が、このシリーズを特徴づけています。
それぞれの装飾には、組み合わせのパターンに応じて、Oksa(枝)やLehti(葉)、Rivi(ライン)など様々な名称が与えられていました。視覚的な美しさだけでなく、最小限の要素を組み合わせて多様なパターンを展開するそのロジックは、とてもエレガント。カイ・フランクの考え方にも通ずる、まさにフィンランドらしい手法のひとつです。
1950-1974年につくられた初期の個体にはカットサインが刻まれていますが、1980年代の復刻版はアラビアのロゴスタンプとなっています。また、復興版は、オリジナルの手法を引き継ぐ形でRichard Lindhがリデザインをしているため、形状が異なっています。
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メーカー:Arabia
シリーズ:Riisi
デザイナー:Friedl Holzer-Kjellberg / Richard Lindh(復刻)
年代: 1950-1974年
サイズ:φ6.7×H4.0cm(カップ), φ11.0×H1.5cm(ソーサー)
コンディション:
底面にカットサインがございます。目立つキズやカケもなく、とてもきれいな状態です。全ての個体が同等の状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。