1920-30年にかけてカルフラ社でつくられたボウルです。1922年のカタログに型番「4526(ボウル)」「4527(クリーマー)」として掲載されており、底面にはKarhulaと社名のスタンプが残されています。
側面にはぷっくりとした野草の姿が、底面には光線のような美しいパターンがガラスの凹凸によって描かれています。野草の姿は、ガラスの透明性と相まって幻想的に。製造時に生じた気泡やゆらぎ、経年劣化には時の経過を感じさせ、このガラスが歩んできた100年を超える長い旅路への想像がふくらみます。
写真22,23: KARHULA-IITTALA 1922年のカタログより
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メーカー:Karhula
シリーズ:4526
デザイナー:
年代:1920-30年代
サイズ:D9.2×W13.9×H6.0cm
コンディション:
ボウルのふちに5mmほどのはがれ(写真20,21)が、製造に生じたシワや線、気泡がございます(1930年以前のプレスガラスによく見られる特徴です)。目立つキズはなくきれいな状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。
また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。