











1932年のKarhula-iittalaデザインコンペで2位に輝いた、アイノ・アアルトによる「Bolgeblick」シリーズ。現在のイッタラでは「Aino」シリーズとして販売されていますが、こちらはその原型となるシリーズで1935-1938年に生産されました。
Bölgeblick=水の波紋のようなこのデザインは、現代的な装飾としての役割を果たしつつも、当時のプレスガラスの技術的な制約を上手く隠す為の工夫でもありました。手書きのスケッチにどこか人間の心を感じるように、このプレートの持つ線・色・形のゆらぎには人の心を惹きつける何かがあります。純粋に「もの」としての魅力に溢れたアイテムです。
写真12:『 Alvar and Aino Aalto as glass designers (1988年)』より
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メーカー:Karhula / Iittala
シリーズ:Bolgeblick (Bölgeblick)
デザイナー:Aino Aalto
年代:1935-1938年
サイズ:φ14.0×H2.3cm
コンディション:
表面に細かなかすれがございます。目立つキズやカケはなく、きれいな状態です。
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お取り扱いするヴィンテージ品は、北欧の家庭で使用されていたものが多く、写真に写りきらない小さなキズや使用感が残る場合がございます。
また、当時の手仕事ならではの個体差や、製造時に発生した気泡、色味・厚みの違いが見られる場合があることをご了承ください。